今回は、冷媒の最新動向とパナソニックの取り組み、そして注目のCO₂冷凍機についてご紹介します。
モントリオール議定書キガリ改正により、HFCの製造・消費削減が国際目標となり、 低GWPのグリーン冷媒や対応機器の開発・導入が進んでいます。 脱炭素社会の実現に向け、冷媒の選定も大きな転換期を迎えています。
国内では「フロン排出抑制法」により、メーカー出荷の冷媒GWPが段階的に引き下げられており、2025年にはGWP1500以下、2029年には750以下への対応が求められています。このGWP規制で、現場で広く使われているR410A冷凍機の生産終了が懸念される状況です。
こうしたなか、パナソニックはR410A冷凍機の生産・販売を継続しつつ、GWP規制を見据えたCO₂冷媒の開発を進め、ノンフロン冷凍機のラインアップを拡充しています。本号で、くわしく冷媒動向やパナソニックの取り組みをご紹介いたします。
パナソニックの R410Aコンデンシングユニットや CO2冷媒採用ノンフロン冷凍機 については、アメフレックにご相談ください。
冷媒転換期において、現場で根強いR410Aニーズを優先するか、次世代冷媒へ切り替えるかは、お客様の状況により最適解が異なります。ご要望に合せた機器選定をご提案させていただきます。
将来の規制やコスト変動に備えた最適な移行計画についてもご相談ください。(※エンドユーザー様につきましては、R410Aの使用規制等はございません。)
1.近年の冷媒動向
近年、脱炭素社会の実現に向けて、世界的にGWP(地球温暖化係数)の低い冷媒への移行が進んでいます。
日本では「フロン排出抑制法」により、2025年からメーカー出荷のコンデンシングユニットに使用される冷媒のGWPを1500以下にすることが義務付けられています。
さらに、2029年にはこの基準が750以下へと強化される予定です。
この規制により、各メーカーはGWP1500以下の冷媒を使用した機種の販売に移行しています。
ただ、このGWP値は「加重平均」での評価となるため、すべての機種が1500以下である必要はありません。
例えば、GWPが非常に低い冷媒を使用した機種を多く出荷することで、GWPが高い機種も加重平均で規制値を下回ることが可能です。
2.パナソニックの対応

パナソニックは、R410Aコンデンシングユニットを現在も販売
CO2冷媒採用ノンフロン冷凍機の生産により、規制値をクリア
パナソニックでは、約20年前からCO₂冷媒採用の冷凍機開発に取り組んでおり、GWPが「1」と極めて低いCO₂冷凍機を生産しています。この取り組みにより、GWPが「2090」と高いR410A冷媒を使用した冷凍機も、加重平均で規制値をクリアできるため、現在も販売を継続しています。 一方、すでにGWP規制によりR410A冷凍機を生産できず、販売終了となっているメーカーもあります。
※エンドユーザー様につきましては、R410Aの使用規制等はございません。
R410Aは冷媒として広く普及しており、現在も多くの現場で使用されています。
入替えや修理の際には R410A対応機器へのニーズが高く、パナソニックでは現在もR410A冷凍機のラインアップをご用意しています。
ぜひ、パナソニック製品の採用をご検討ください。
3.CO2冷凍機 のご紹介 CO2冷媒採用ノンフロン冷凍機

CO₂冷媒を採用したノンフロン冷凍機は、
自然界に存在する物質を使用した自然冷媒で、オゾン層を破壊せず、不燃性・無毒性という特長があります。
また、GWPが「1」と非常に低いため、将来的な規制強化やHFC冷媒の価格高騰リスクにも対応可能です。
パナソニックでは、将来的な二重投資の回避を目的に、早期のCO₂冷凍機導入を推奨しており 、現在も多様なニーズに対応できるよう、新機種の開発・販売を進めています。


