年々厳しくなる夏の暑さ。日中の最高気温が40℃超えする地点も見られます。
湿度が高い日本の夏は、まとわりつくような湿気で蒸し暑くなることも。
気温が高くても、風があるだけで暑さが和らいだり、湿度の低いサラッとした日は快適に過ごせます。
私たちの体感温度は 風や湿度といった周りの環境条件の影響を受けます。 近年、暑さ指数(WBGT)という熱中症を予防する指標を取り入れることが多くなっているのも、 “暑さ” が 周囲環境に左右され、体感に及ぼす影響が大きいからです。
今回は、風と湿度で体感温度を変える、 “涼しさ” をもたらす冷風 や、湿気を取り除く “除湿” といった
効果的な暑熱対策をご紹介します。工場・倉庫内のような大空間では、空調できない場所も多いことから、暑熱対策が重要になります。
また体が暑さに慣れていないこの時期、熱中症になる危険性が高くなっており、暑熱対策は急がれる課題でもあります。
熱中症を防ぐ暑熱対策は、アメフレックにご相談ください。
1.大風量の冷風で、涼しく 【気化式冷風機ハイラン】
気化熱という自然の力で空気を冷やすことで 冷えすぎず、人に優しい冷風を送ります
シンプルな構造で、運転操作や日常のお手入れも簡単
気化式冷風機ハイランは、気化熱を利用したエコタイプの冷風機です。
水に湿らせたパッドを通過した冷たい空気を、大型ファンで広く遠くまで送ります。
空間全体の冷却が難しい工場・倉庫や、一部開放の空間などのゾーン空調として、暑い作業環境の改善を 低コストで実現します。
ハイランの冷風がつくる “涼しさ” で、ムリのない節電&暑さ対策を実現し、熱中症を予防します。
【特長】
● 大型ファンでパワフル送風 〔大風量〕 ※風量調節が可能
● “うるおい冷風” で涼しく 水で湿ったパッドを通過した空気は潤いを含みます
● 省エネ&エコ空調で、環境に優しい 〔節電・エコノミー&エコロジー〕
● 排熱がなく、屋内設置が可能 ※屋内でのご使用には、換気が必要です。
● 移動性が高く& シンプル 〔工事不要〕 付属キャスターで移動が自在。
気化式冷風機「ハイラン」 仕様
型式 | HP24BXR | HP36BXR |
---|---|---|
風量 | 9,970 m3/h | 21,100 m3/h |
ファン径 | 630 mm(24インチ・5枚羽根) | 900 mm(36インチ・5枚羽根) |
有効貯水量 | 182L | 224L |
外形寸法 | W1340×D700×H1655 mm | W1580×D750×H1770 mm |
製品質量 | 76 kg | 100 kg |
電源 | 単相100V 50/60Hz 10A | 単相100V 50/60Hz 15A |
定格出力 | ファンモーター750W ポンプ120W | ファンモーター750W ポンプ120W |
消費電力 | 720W | 940W |
体感温度と風の関係
一般的に、風速1m/s で体感温度が1℃下がると言われています。
風が吹くと、私たちの皮膚に接している、体の熱であたためられた滞留している空気が飛ばされ、肌に直接空気があたるためです。
⇒ ハイランを使用することで、普段風のない屋内でも冷風を作り出し、体感温度を下げることが可能です。
2.湿気を取り除く、業務用レベルの除湿 【除湿機ドライチェンジャー】
業務用レベルの除湿を 低価格で実現できるのが、ドライチェンジャーの魅力です
手軽でローコストな湿気対策、除湿機「ドライチェンジャー」は、「床置形」・「天吊/天置形」と2タイプあり、設置場所や除湿用途にあわせて機種選択いただけます。 湿度を低減することで、結露やカビ・サビの発生を抑制し、空調機の負荷を軽減します。
【特長】
● ハイパワー: 除湿能力 32L/日 (30℃・90%RH・60Hz)
● コンパクト: 小型で省スペース。
・天吊/天置形は天井点検口から設置可能。
・床置形はキャスター装備で、移動性が高く、除湿したい場所に設置可能。
● リーズナブル: ローコストながらの安心の国内生産で、業務レベルの除湿が可能
ドライチェンジャーの仕様
型式 | 床置形 DAN-F060 | 天吊/天置形 DAN-T060 |
---|---|---|
除湿能力 | 32リットル/日 (30℃ 90%RH 60Hz 時) | 32リットル/日 (30℃ 90%RH 60Hz 時) |
電源 | 単相100V 50/60Hz | 単相100V 50/60Hz |
圧縮機出力 | 500W | 500W |
外形寸法 | W380×D530×H630 mm (キャスター含む) | W710×D372×H397 mm |
製品質量 | 41kg | 36kg |
排水方法 | タンク排水/連続排水 | 連続排水 |
排水タンク容量 | 約5.0リットル (約4.0Lで満水停止) | ― |
標準装備 | キャスター(ストッパー付、無し 各2個) | リモコン(リード線 9m)、底面化粧パネル |
湿度とカビの関係
湿度が高い環境では水分が蒸発しにくくなり、壁や床などの表面に結露が生じます。結露した水滴はカビの栄養源となり、カビの繁殖を促進します。
カビが発生することで、健康被害・衛生面の悪化・建造物の損傷を引き起こす可能性があります。
【対策】カビ対策では適切な湿度環境を作ることが重要で、一般的には40%~60%に室内を保つことでカビの発生を抑制できるといわれています。
⇒ ドライチェンジャーの除湿により、 適切に湿度を保つことで、結露やカビの発生を抑制できます。