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2022.10.28 更新
目次 低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」の事例紹介
事例1.製薬工場 クリーンルーム【除湿した外気導入で結露解消 室内温度25℃】
事例2.食品工場 低温包装室 【低温環境への換気 室内温度 15℃】
事例3.物流倉庫 低温荷捌き室 【外気侵入を防止する陽圧化 温度帯:冷蔵5℃】
エコチェンジャーによるSolution 「露点9℃の低露点空気」が解決します
【 ダウンロード資料 】
●低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」
“低露点空気” の給気による結露防止策
食の安全性を確保するために、薬品・食品工場や物流倉庫などでは、「温度管理されたクリーンな環境下での製造・保管」が求められるようになり、
品質への高まる市場要求を背景に クリーン化 や 製造工程全般の低温管理 による品質保持が定着したことで、温度差で生じる “結露・霜付き” が発生し、その防止策についてのご相談が多くなりました。
低温環境の結露・霜付き防止には、「除湿した給気を増やし、室内を陽圧化することで、外気侵入を抑える」ことが一番の対策です。
しかし、低温環境下における陽圧化には、外気から湿気を十分に取り除いた低露点の給気が求められ、ブラインチラー熱源のエアハン設備やデシカント空調機などの高額な設備投資が必要でした。
AFCトピックス2022年10月号では、露点9℃という低露点で給気できる 低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」 の導入により、
低温環境における陽圧化 や クリーンルームの結露対策でポイントとなる「低湿な外気導入」をミニマムな設備投資で実現し、製品の安全性を担保できた事例をご紹介します。
低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」 の導入事例
外気導入量が多い クリーンルームの低湿化に
クリーンルームの空気清浄度を確保するため陽圧に室圧制御。
フィルタ処理のみの外気導入だったため、湿度が上がる季節になると
結露が発生していた。
結露防止策として除湿した外気導入を検討。
導入機種 ECU-1300 ×2台
ECU導入後は、
梅雨・夏場および中間期にも
低湿な環境を維持できるようになりました。
低温作業室における 換気対策の省コスト化に
適切な換気にかかせない「外気導入」。
作業員数に応じた換気量が必要ですが、室温15℃の低温包装室において、
外気をそのまま取り入れると 熱負荷による室内空調機への負荷や温度差により発生する結露といった課題があり、低温環境への換気(外気導入)において、
“低湿な空気”の供給が必要でしたが、高額となる設備投資にあたり導入への判断がつきかねている状況でした。
導入機種 ECU-1300 ×2台
エアハン設備やデシカント空調機とのコスト試算比較により、エコチェンジャーを導入。
露点9℃の低湿な空気を給気するエコチェンジャーは、
低温作業室において 適切な換気をしながら、結露の防止を実現しました。
低温荷捌き室における結露・霜付き対策
低温荷捌き室(温度帯:冷蔵5℃)において、入出庫のたびごとに流入する
開口部からの外気(水分を含んだ暖かい空気)を原因とする結露や霜付きが
発生していました。
結露や霜付きの防止策として、
荷捌き室の外気侵入を抑えるために陽圧化したいというご要望がありました。
導入機種 ECU-3000 ×1台
「既設冷却器 + エコチェンジャー」により、 低露点給気を実現
冷蔵5℃で低温管理する荷捌き室を陽圧環境にするには、露点5℃以下の低露点空気の給気が必要でした。
エコチェンジャーが供給するのは露点9℃の空気(温湿度は成り行き)で、
低温の荷捌き室内にそのままに取り入れると結露の原因となるため、既設の室内冷却器と組み合わせて室内温度まで冷却することにしました。
エコチェンジャーの吹出口を 室内冷却器の吸込側に設置し、エコチェンジャーがつくる 露点9℃の低湿空気を冷却器で冷やし込むことで、
安定した低温の低湿給気を実現し、室圧が陽圧化され、結露の問題を解決しました。
梅雨時期においても荷捌き室の視界が良好に保たれています。
また設備投資の面で、通常の冷却除湿では実現できない露点5℃以下という低露点空気の供給には、ブラインチラーなどの高額な設備投資が必要となりますが、今回、既設冷却器を利用したエコチェンジャーの導入によりコストのミニマム化を達成しました。
※夏場の最大外気負荷を見越して設計されていた既設冷却器において、エコチェンジャーの給気を冷やすため冷却負荷が増加する一方で、
荷捌き室の陽圧化による外気侵入量の低減で侵入負荷が軽減するので、既設冷却器における冷却負荷の削減につながりました。
※エコチェンジャーは機外静圧500Paあり、扉開閉の問題で、気圧調整弁の設置をおすすめします。
また室内が陽圧になると、開き扉では開閉が困難となるためスライド扉を推奨しています。
年間を通じて、低露点空気を安定に供給する 低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」
外気をそのまま室内に取り入れると、冷暖房効率は悪くなることから
外気処理空調機 で 処理した新鮮な空気 を取り入れます。
特に夏場は、“高温多湿な外気” は熱負荷が大きく、空調機への負荷がかかったり、
温度差による結露が生じたりすることから、
“低湿な空気” へと処理してから室内に送り込む、いわば「質の高い給気」が必要となります。
外気処理空調機で処理した低湿な空気を給気することで、屋内環境の
“温湿度制御の安定” や “結露の抑制” ができます。
「質の高い給気」として外気導入できる外気処理空調機の性能を追求し、高効率で 省エネ性を高めたのが
顕熱交換器搭載の低湿外気処理空調機「エコチェンジャー」です。
どうぞお気軽にお問い合わせください
事例のような “クリーンルームの結露対策” ・ “低温作業室の換気対策” ・ “低温空間の陽圧化” など 外気導入量が多い製造現場や物流倉庫で、エコチェンジャーは安定した低湿空気を供給します。 エコチェンジャーECU をご検討ください。
アメフレックでは、 低湿化や陽圧化(外気侵入の抑制・防虫対策)、省エネといった作業場や屋内環境の改善につながる設備の提案をはじめ、お客様の課題にあわせた最適な提案をいたします。
また商品についてご質問や見積もりなどございましたら、 どうぞ気軽にご相談ください。
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