近年、少子化による労働人口の減少や、生産性向上・品質安定化のニーズの高まりから、
工場では産業用ロボットや無人搬送車(AGV)の導入が加速しています。
しかし、ロボットの導入には高額な費用がかかるだけでなく、
作業者の不注意による事故が発生した場合には修理費用増加や生産ラインの停止、さらには作業者とロボット間での労働災害発生といったリスクも伴います。
今回は、産業用ロボットと人との協働作業の安全性を向上させる 衝撃吸収ガード「MPM樹脂ガード」をご紹介いたします。
MPM樹脂ガードは、優れた耐衝撃性でロボットや周辺設備、作業者を保護し、事故による損害を最小限に抑えるだけでなく、
労働災害のリスクを低減します。
「たわみ」=優れた可撓性 で、衝突時の衝撃を吸収
樹脂製のMPMガード材は、一般的な鉄製ガード材にはない「たわみ」という特性を持ち合わせています。
このたわみが、衝撃を吸収し、対象物を守る重要な役割を果たします。
お客様のニーズを分析して開発されたフレキシブルな防護バリア
ポール型、U型、柵型、レール型など、さまざまな形状とサイズを取り揃え、フレキシブルな安全対策をご提案します。
オプションも豊富で、扉仕様では片開き、スイング、ダブルスイング、リフト型など、使い勝手に応じたタイプを選べます。
他には、コーナーの衝突防止に特化したコーナー用アラート付きセンサーをはじめ、視認性を向上させるカラークリップによるカスタマイズや、自由度の高い安全対策を実現する脱着プレートもご用意しています。
素材の独自ポリマーによる保護ソリューション
独自開発されたポリマーは、特殊な分子密度によりエネルギーが分散し、衝撃を吸収することで高い耐久性があります。
鉄製のような錆びや塗装の剥がれがなく、衝突の衝撃を柔軟に吸収することで床の損傷を防ぎます。
素材から着色されていることで傷が目立ちにくく、外観を長期間維持します。
表面は水拭き可能で、汚れを簡単に落とせます。
シンプルで組み立てしやすい構造
構成要素が少ないため、わずか数ステップで組み立てることができ、施工時間を短縮します。
MPM樹脂ガードは、機能的なデザインに加え、コンパクトさ、モジュール化、シンプルな組み立てを考慮した設計です。これにより、施工時間とコストの両方を低減することができます。
#1 機器の保護
・衝突時の衝撃を吸収し、ロボット本体や周辺設備(保護柵など)の損傷を防ぎます。
・ロボット保護柵との併用で二重の防御壁として機能し、より強固な保護を実現します。
・万が一の事故が発生した場合でも、被害を最小限に抑え、設備の長期的な安定稼働に貢献します。
#2 修理コストの削減
・機器の損傷を未然に防ぐことで、高額な修理費用を大幅に削減できます。
・MPM樹脂ガードはメンテナンスフリーで、維持コストもかかりません。
#3 従業員の安全確保
・機器エリアと作業員エリアを明確に区分けすることで、作業員の安全を確保し、より安全な労働環境を提供します。
・ロボットとの接触事故のリスクを低減し、安心して作業できる環境を整えます。
アメフレックでは、工場や製造現場における安全対策の提案をはじめ、 製品の品質向上、機器の省エネ・効率化、職場環境の改善、衛生管理のお手伝いをしております。お客様のご要望をお伺いし、ベストな提案をさせていただきます。
既存の現場における改修もさせていただきます。
詳細につきましては、どうぞご相談ください。